七月の熊本地震に続き、先月は千葉・石川・富山各県で豪雨災害により多くの被害が発生しました。
災害に身罷(みまか)られました方々に深い哀悼の意を表しますと共に被災されました皆様には心からのお見舞いを申し上げ、
これ以上被害が拡大することなく一日も早く平穏(へいおん)な日常が戻られますことを衷心よりお祈り申し上げます。
 さて、本年も深い悩み苦しみを抱えられた方からの祈願相談を数多くお受け致しておりますが、
その中でふと気付かされたのが当社の「信仰の基本」というものでありました。
 相談に訪れられた方の多くは「自らを省(かえり)みてもやましいことは何一つ犯していないのに、
何故自分ばかりがこのような不幸な目に遭(あ)うのか」という共通したお悩みをお持ちでした。
 それを「自分個人の徳(とく)不徳(ふとく)だけではなく、先祖から累代(るいだい)に亘(わた)って重ねて来た罪(つみ)穢(けが)れによる悪因縁(あくいんねん)」に起因(きいん)しており、
この悪因縁の断ち切りによって代々(だいだい)の負(ふ)の連鎖(れんさ)を食い止め、その上で招(しょう)福(ふく)の神にあらせられる
三輪之(みわの)大神(おおかみ)様の御神徳(ごしんとく)を頂き、後代(こうだい)につながる幸福をお授(さず)け頂こうと説かれたのが創祀者(そうししゃ)・梶本(かじもと)冨子(とみこ)先生であられました。
 その為、当社に於(お)きましては、神社昇格を迎える以前の龍栄会(りゅうえいかい)時代から支部員として入会し、
主(しゅ)祭神(さいじん)・三輪之大神様の一(いち)の眷属(けんぞく)神(しん)と讃(たた)えられる國光龍王神(くにみつりゅうおうしん)様と「道の親子」としての御神(ごしん)縁(えん)を頂き、
大神様の御神助(ごしんじょ)をより強く直接的に賜(たまわ)ることが幸福への近道であると推奨(すいしょう)され、
神社昇格から十年後には旧本殿を幽冥大神(かくりよのおおかみ)様を奉斎(ほうさい)しその御幽(ごゆう)護(ご)の下(もと)に各家祖霊(かくいえそれい)をお鎮(しず)めする祖(そ)霊社(れいしゃ)へと改祀(かいし)し、
現世(げんせ)を生きる者の最も近しい守護神である祖霊の安鎮(あんちん)と霊位(れいい)向上(こうじょう)によって、
祖霊に子孫を守護する御力(みちから)を高めて頂き、顕幽(けんゆう)両界(りょうかい)に亘る救済(きゅうさい)の実現(じつげん)を目指(めざ)されたのでした。
 悪因縁の断ち切りを経(へ)ねば家族の誰か一人が助かっても又他の誰かが厄災(やくさい)に遭(あ)うという負の連鎖が現れ、
又助かったことで安心し切ってしまい神拝(しんぱい)が遠ざかれば「悪因縁の返(かえ)り」というものが現れてしまいます。
 この「敬神崇祖(けいしんすうそ)」の実践(じっせん)と継続こそが当社の「信仰の基本」であり、
より多くの方に幸福になって頂くための正道(せいどう)であるということを日々痛感しています。
 残暑厳しき折柄(おりがら)ではございますが、当月も皆様が大神大神様(おおみわのおおかみさま)の御神徳を頂かれまして、
お幸せにお健やかにお過ごし下さいますよう謹んでお祈り申し上げます