七月二十八日、熊本県を中心とする九州地方で発生しました大地震に関しまして、
被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、
これ以上被害が拡大することなく一日も早く平穏な日常が戻られますことをお祈り申し上げます。
 さて、恒例の茅之(ちの)輪(わ)も当社支部員有志により無事奉製(ほうせい)され、

七月三十一日に本年も夏越祭(なごしさい)を斎了(さいりょう)することが出来ました。
 御奉仕(ごほうし)に当たられました皆様には心より御礼申し上げる次第でございます。
 明けて当月八月は慰霊の月でございます。
 先の大戦に於(お)ける原爆投下により多大なる被害を受けました犠牲者の慰霊祭(いれいさい)を始め、

十五日には祖霊社(それいしゃ)夏の大祭(たいさい)でございます盆霊祭(ぼんれいさい)が、
二十三日には水子慰霊祭(みずこいれいさい)が斎行(さいこう)されます。
 昨今は「墓じまい」という言葉に象徴されますように、

諸事情から御先祖の祭祀(さいし)を縮小する傾向が見られますが、
当社に於きましては「敬神崇祖(けいしんすうそ)」即ち神々へも祖霊へも真心を籠(こ)めて
祭祀を執り行うことこそが家の礎(いしずえ)を固め守りを厚(あつ)くし、
家族皆で幸福に満ちた人生を歩む為の基本と定められています。
 このことを一心(いっしん)に世に説(と)き広(ひろ)められたのが、当社創祀者(そうししゃ)・梶本冨子(かじもととみこ)先生でした。
 梶本先生は原爆の惨禍(さんか)に苦しむ当地広島にあって、

「人々の精神的復興(せいしんてきふっこう)なくして真の復興はない」との強い信念を以(もっ)てその救済に当たられたのでありました。
 当月九日に斎行されます教祖謝恩祭(きょうそしゃおんさい)は、この梶本先生の御生誕月(ごせいたんづき)に因(ちな)み、

その御遺徳(ごいとく)を顕彰(けんしょう)し報恩感謝(ほうおんかんしゃ)を捧(ささ)げる祭典であり、当社年間四大祭(よんたいさい)の一つです。
 この方の御存在なくして今日私達は広島にありながら遥(はる)か大和三輪山(やまとみわやま)に鎮(しず)まります

三輪之大神様(みわのおおかみさま)の御神徳(ごしんとく)に浴(よく)することは出来ませんでした。
 どなたでも御参列(ごさんれつ)頂けますので、当日は是非(ぜひ)御参拝下さいますよう御案内申し上げます。
 酷暑(こくしょ)の続く毎日ではございますが、当月も皆様が大神大神様(おおみわのおおかみさま)の御神徳を頂かれまして、

お幸せにお健やかにお過ごし下さいますようお祈り申し上げます。